Googleってすごいよね。
副社長が高度40キロからダイビングするんだから。
「何の意味があるの?Googleって検索サイトでしょ?」
その通りなんだけど、彼らは車の「自動運転」についても研究しているし「宇宙」についても積極的に研究している。
だからって副社長が上空40キロから飛び降りる必要はないだろうけど。
ちなみに、自分は高所恐怖症なので今後当社の事業がどこに向かおうと「上空系」はパスでお願いします。
付け加えると「潜る系」も苦手なのでそちらもパスで。
改めて思うけど、Googleという会社は大したものだね。
あそこまでチャレンジフルになれる企業風土ってすごい。
最近発行された「How Google Works」(マネジメントに対する考え方)という本はかなり面白い。
興味のある人は読んだ方が良い。結構目からうろこ。
本を読んでも副社長がダイブした理由はわからないけど(しつこい!)
彼らの話としては、やっぱり世の中「とりあえずやってみる!」ことが大切らしい。
前例がどうとか、実行する前に計画とか、果ては事業計画とかは「クソ」らしい。
そこは激しく共感なんだよな。
何度もここで書いてるけど「リーマン前と後」で経営に関する考え方は大きく変わっている。
以前の仕組みが壊れて、新しい仕組みになろうとしているのが今。
だから海図のない海に放り投げられている船の舵取りをするのが今の経営者。
前に進むのであれば、他人の踏み入れていない場所に行くことになる。
前例はないしマニュアルもない。
だから「とりあえずやってみる!」精神が必要。
でね、これがとっても大切なことなんだけど「やるときはとことんやる」
Googleの人たちも「車」や「宇宙」をとことんやろうとしている。
その先に何があるのかって?
「ビジネス」だよ。
インターネット関連企業がネットの世界だけでビジネスが完結する時代は早晩終わる。
というか、終わってる。
だからみんな体力のあるうちに「次のマーケット」を探っているのさ。
あと数年したらGoogleは「自動車メーカー」になっているかもしれないし「宇宙開発企業」になってるかもしれない。
その時にはネット検索ビジネスで培ったノウハウを存分に活用するでしょうよ。
「とりあえずやってみる!」は無謀な挑戦なんかじゃない、生き残るための「サバイバル」でもある。
「今まで」と「これから」は確実に違うということを理解できなければ生き残れない。
そういう危機感が副社長をダイブさせたんだ!(言いたいだけだ!)
日本のネット企業って嫌いだけど、彼らは好きだなぁ。
検索ロジック(最近ペンギンアップデート3.0って変更があった)についても理念がはっきりしてる。
「シリコンバレーがやってるから日本も」なんて言って猿まねしてる日本のネット企業は比べものにならない。
ついでに言うけどスマホゲームの流行り廃りで会社の命運が決まるのもどうかと思う。
日本独自のブームだろうね、まぁいつかは淘汰の時代がやってくるのでしょう。
それはさておき。
「とりあえずやってみる!」はビジネスの世界だけではないらしいね。
ここに来て日銀さんやりました、量的緩和の追加を発表!
前々回にも触れましたが、円安政策は限界にきてると思う。
にもかかわらず、まさかの追加で緩和ですか!
金曜日の株式市場は大喜び!700円も上がったよ、1日で。
先月末で米国の緩和政策は終了、これからドルは供給量を制限されドル高に移行。
そこにきての円の「じゃぶじゃぶ供給」だから円はさらに安くなる。
輸出系企業の業況は上昇傾向に見えるが「原料仕入」が高騰しているので原料を輸入に頼っている企業は「増収減益」になる危険性あり。
今や企業活動は「ワールドワイド」なので一国の金融政策で経済全体を改善していくことは難しい。
こんなことは東大出てる政治家や官僚には当然わかっていることだ。
なのにあえてやってるということは来年「消費税10%」をなんとしても実行したいから。
景況感の安定=株価の上昇安定、そのためにやれることは「とりあえずやってみる!」なんでしょうが。
うーん、この「やってみる!」は一体「ダレトク?」
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