会社の成長にとって大切なこと。
優れたビジネスモデルやキラーコンテンツ?
普遍的に大切なのは”信頼”だと思う。
昨年はこの信頼を裏切る企業が続出した。
日本マクドナルドの偽装、東芝の粉飾、旭化成グループの杭打ち偽装。
超有名な大手企業が信じられない”嘘”をついていた。
それらの企業は現在株価、売上の低下だけではなく事業売却や株式の売却など企業存続の危機に陥っている。
築くには相当の時間と努力が必要なのに、失うのは一瞬なのが”信頼”
意外と軽んじられているような気がする。
信頼を得るための努力。
頭だけの理解では実行することは難しい。
信頼を得るための行動とは。
やり続けることであり、諦めない気持ちであり、めげない心の強さである。
身近なことで考えてみよう。
1日に30件アポイントの電話をかけることをタスクとされた部下。
1日の終わりに上長から「今日はどうだった?」と聞かれる。
「他にも仕事があってできませんでした」と「やり遂げました」では上長からの信頼が違う。
「他に仕事があってできなかった」というのは言い訳なのだ。
やり遂げる気持ちや覚悟があればできること。
部下の中に「こんなことやっても意味ないし」であるとか「電話苦手」という気持ちがあるからできない。
部下の目線で意味がないと思っていても上長からは”意味”があるのだ。
1日に30件のアポイントの電話をかけるというタスクはその数字的な結果以上に”信頼の価値”があるのだ。
約束を守る、合意したことをやり遂げる、折れそうな心を奮い立たせる。
これらのことが人間同士に信頼をつくるのである。
ネット社会になりコミュニケーションの手段が多様化している。
実際に会うことをしなくても相手の情報が手に入る時代だ。
便利になることを否定するわけではない。
しかし情報を得るほど容易に”信頼”を得る事はできない。
信頼というモノは努力をしなければ得られないものである。
どんな便利な時代になろうともそれだけは変わらないと思う。