今週最も驚いたのがイギリスのEU離脱。
まさかねぇ、そんな結果になるとだれが予想する?
世界中に驚きを与えた。
「あの」イギリスである。
産業革命から帝国主義で勃興してきた国がいまさら保護主義。
「離脱」事件が世界経済にどれくらいのインパクトがあるのかはまだはっきりしない。(山口教授 談)
EC加盟国だけでなく世界的に様々な影響を与えるのは確かなんだろう。
それにしても思うのである。
世界的に価値観が変わってきているなぁと。
保護主義的、純血主義、利己主義・・・。
「自分たちさえ良ければ問題なし!」「周りのことより自分のこと」「他人がどう言おうが知ったことではない」
なんかねぇ、日本の隣の厄介な大国と同じこと言ってる。
先進国の保守派リーダーたちもそんなこと言ってるらしい(米国ですら)
この流れが拡大していったら、数年後の世界は大戦前の「核家族状態」に。
みんな「他人のことは知らないよ」になってしまう。
気になるのがイギリスで「離脱」を支持したのが60歳以上の人に多いということ。
「古き良き英国」に戻りたいから「離脱」を選んだとか言ってる。
政治も経済もグローバル化している中、イギリスが「離脱」を選べばどのような事態を招くかも大人の感覚であれば分かるだろうに。
60歳を過ぎれば分別もつくだろう。
国がこれなんだから、個人でもそんな感じ。
先日、なんかのテレビを見て驚いた。
街角インタビューで答えている「母娘」
団塊世代(60代後半)の母親のコメントに驚愕!
「娘には子どもを産んでほしい、結婚はしなくて良いから(笑)」
はぁ?
「私は孫が欲しいんですよ!」
自分が孫が欲しいから娘にシングルマザーで良いから子どもを産めというのか?
娘や孫の人生はどうでも良いのか?
こういう発想ってどこから来るんだろうか?
やっぱり、利己主義、個人主義。
娘や孫を使って自分の満足を求めるとは。
戦後の混乱期に生まれた世代というのは世界的に見て「利己的思考」の世代なのか?
確かに戦争後の世界は「自由主義」「個人主義」がまかり通っていた。
戦後20年で生まれた我々はそれの揺り返し世代。
だからやっぱり理解できない。
恐ろしいのは「利己主義世代」の子どもが子どもを産んでいる。
3世代目の子ども達が「利己主義」を受け継ぐとさらにとんでもない世代が出来上がる。
当然だが団塊世代のすべてというわけではない、しかし要注意。
内向きな思考は決して良い結果を生まない。
保護主義、利己主義、純血主義がかつて大きな戦争を生んだ。
同じ轍を踏んではいけない。
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