世の中夏休みである。
昨今の小中学生は夏休みの宿題はかなり多い。
量の多さに「やる気スイッチ」がなかなか入らない。
さてこの「やる気スイッチ」、塾のCMですっかりメジャーになったが子どもだけではなく大人にもあるような気がする。
「こう暑くちゃ仕事もやる気にならんね!」
最近良く聞くセリフである。
確かに、こう暑くては仕事への集中力はなかなか上がらないものだ。
しかし、季節や環境に関わらず「やる気スイッチ」が入らない場合もあるようだ。
美味しい言葉に誘われて入社したものの「思ってたのと違う」と感じることもある。
そんな時にはどうするのか?
「なんか思ったのと違うのでやめます!」
「この仕事で成長するイメージができないのでやめます!」
「尊敬できる先輩がいないのでやめます!」
言い方は色々だけど、そのような言葉を使って職場から逃げていく。
それにしても簡単に辞めていくよね、好きで入社した会社だろうに。
「石の上にも三年」ということわざもある。
どんな仕事だって3年やらなきゃ「本当」がわからない。
どんなに簡単そうに見える仕事でも、実際に「簡単」な仕事なんてない。
ある程度の能力のある人間であれば、三年同じ仕事をすれば「本質」が見えてくる。
その本質が見えてくると「なるほど仕事って深いなぁ面白いなぁ」などと思うようになるものだ。
これはどんな職種でも業界でも当てはまると思う。
接客でも営業でも政策でもシステムでも。
そういう「本質」が見えてくると「やる気スイッチ」が入ってくる。
「なぜこの仕事をしているのか?」「自分がやってる仕事の意味とは?」「誰のために仕事をしている?」
これらの答えが自ずと出てくるものである。
4、5年同じ仕事をし続けてもその答えが出ていないとするならば。
残念ながら「あなたにとって」その仕事は向いていないものかもしれない。
長年社会人やってるのに「やる気スイッチ」が入らないって相当に気の毒な人と思ってしまう。
転職もしくは部署の変更を考えたほうが良いと思うね。
厳しいようだけど経営者を長くやってきた自分の感想。
仕事というのは「与えられるもの」ではなく「自ら生み出すもの」
「やる気スイッチ」が入った人というのは「自ら仕事を生み出す」ことができる。
そしてそれにやりがいを感じるものである。
スイッチがいつまでも入らないのは気の毒としか言いようがない。
仕事をする時間というのは人によって様々であろうが1日8時間から9時間である。
1日24時間のうちの三分の一。寝ている時間が6時間とすれば意識ある時間のほぼ半分が仕事をしている時間である。
その時間が「やりがいのない時間」であったとしたら、それは不幸でしょ?
人生でかなりの時間を消費する「仕事」が自分にとって「気持ちいい時間」でなければ「幸せ」って感じられないんじゃないかな?
「お金のために働く」って割り切ることも悪くはないけど、なんか切ないね。
社会人3年目以上の人が自分の仕事に「誇り」「やりがい」「こだわり」を持ってやってくれるとこれからの日本はもっと楽しくなると思っている。
「大人のやる気スイッチ」見えるといいよね。
絶対にポチッとおしてあげるのに!
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