先週は本当に寒かったり、寒かったりの週であって。
前回ブログでの失態(本当にあんなこと初めて!見れた人はレアだよ!)の後に書いたように帯広ロケ。
1月2日放送のBS11「中小企業ビジネスジャーナル」で登場する会社なんだけど。
前乗りで色々な体験?をさせていただき盛り上がったが、仕事の方も相当に盛り上がった。
今回のロケは新春特別対談で使用されるものなので、その詳細は語れないが事業内容は語っても大丈夫。
東洋農機という農機具の製造メーカー。
CMやってるわけでもないし、天気予報の提供もしていないのでマイナーなメーカーだけど、帯広では有名企業。
社名言うだけでタクシーの運転手さんはわかってしまう。
朝9時に会社前で待ち合わせ。
我々取材班は遅刻厳禁なので早めの行動。
余裕を持っての行動・・・。
これがちょっと誤算、駅からタクシーに乗ってこんなにも早く着くってねぇ。
8時半には到着しちゃいました。
では、時間まで待ちますか・・・って待てない!死んじゃうから。
外は-10度よりも低いよ。
ということでフライングで受付へ。
かなり怪訝な顔されたけど凍え死ぬよりはマシだ!すいません!
突然の訪問にもご担当の方は本当に良い人で。
工場内をご案内をいただいて会社の内容理解。
事前に調べてはいるけど、現場で感じたことを優先して取材は進めていくスタイル♪
この会社すごいのは農機具っていうけどトラクターやジャガイモの選別機を作っている。
その大きさが半端ない!
我々が本州で目にする「クボタ」や「ヤンマー」の「稲作」用とは違うんだよ。
穀物系の農機具は本当にでかいよ!
やっぱり北海道の広大な大地には大きなトラクターが似合うよなぁ。
ってその巨大なトラクターを部品から作ってるんだ!
通常、車のメーカーも電気製品のメーカーも部品は「下請け企業」からサプライチェーンを構築して供給してもらう。
ところがこの会社は鉄板を納品してもらって型取りはするわ溶接はするわ、何しろ小さな部品まで自前でつくってる。
だから工場の敷地が半端じゃなくでかい!
北海道でっかいどう!
「なんで自分たちで部品作ってるんですか?」当然の疑問を投げかける。
「いや、だってここ北海道だから」答えはシンプルである。
サプライチェーンを組んで供給ネットワークを作っても近所は農家で工場はない、本州から部品を供給してもらうとなると運搬にリスクが伴う。
飛行機か船か?冬場は雪で身動きとれなくなるかも。
当然運搬費も高くなる。
だったら自前で作ったほうが安くなるしリスクが減る。
「それにね、地元の人のニーズに応えるためにはパーツをカスタマイズしなきゃいけないんだよね」
なるほどね、土の状態によっては歯の長さを変えたり角度変えたりをしなきゃいけないらしい。
開拓魂は今も生きている。
なんかカッコ良いんだよね、地元のお客さんに喜んでもらうためには部品も自分で作っちゃう。
社長も魅力的な人だったなぁ、おおらかな人で切れ者的な。
やっぱり北海道!
すっかり東洋農機のファンになっちゃった。
テレビで取り上げるのはこの会社がインドに農機を輸出するんだけど輸出だけでなく現地で工場を作ろうってことになって。
この海外進出に陰ながら協力している機関(外務省の外郭団体)が今回の主役。
内容は新年の放送を見ていただきたい、面白いです、多分。
先週、もう一つの寒い地方でのロケ。ここも面白い会社。
新潟の燕三条!ここについてはまた次回ご紹介を!
乞うご期待!