BS11「中小企業ビジネスジャーナル」のロケで沖縄に2泊3日ツアー。
火曜日の夜に到着、夕食は沖縄肉の焼肉と地元Bar一件のみ、翌日に備える。
水曜日、浦添にある企業へロケ。
夏用のジャケットで丁度良い。
爽やかな青空ではなかったが、たまに太陽が覗くまずまずのロケ日和。
撮影場所は民家の中にある会社、家の作りが南国調。
サイパンやグアムで見たそれとかなり似ている。
「南国に来たんだな」
初めてお会いする人たちと名刺交換、漢字だけでは読めない苗字。
沖縄独特の名前。
「遠くからお越しいただいて・・・」
地元出身とわかる彫りの深い顔のK社長。
若い頃、苦労して現在の会社を引き継いだ、K社長。
取材中「社員さん」という言葉が多用される。
社長の取材をしていて社員にさん付けする社長は初めてである。
それだけ会社のメンバーを大切にしているということ。
「自分が引き継いだとき会社は借金だらけ、業績向上の優先順位は社員教育と決めた」
社員教育に注力して10数年、業績は右肩上がりだ。
会社が危機の時こそ「社員教育」という決意が強烈に伝わった。
K社長と話をしていると人間の魅力に心揺さぶられる。
自社のこと、社員のことをここまで熱く語れる人は一体どれくらいいるのであろうか?
そして社員さんインタビュー。
新卒一年目の女子社員2名。
本当に可愛らしいんだよね、これが。
純粋そのもの、ずっとこのままでいてほしい!って感じのお二人。
その後、もう一つのロケが終了後、沖縄料理屋さんでK社長に再会。
キャッチナウの収録を行った後に本格的な飲み会へ。
今の沖縄について色々と語っていただいた。
基地のこと、産業のこと、人々の暮らしなど。
東京では聞けない、マスコミも伝えない内容を色々と語っていただいた。
「沖縄」と聞くとステレオタイプで「基地と観光の町でしょ?」「基地移転反対で大変なんだよね?」とか単純化してしまう。
確かに基地もあるし観光客は多い、地元でビジネスしている人も沢山いる、全員が基地のことばかり考えているわけではない。
K社長の視野は広い、日本全体を考えて憂いている。
自分たちの視野が偏狭になっているのではないか?疑問を抱く。
濃密な飲み会終了後は寄り道せずに宿へ直行、前日の疲れもあって爆睡。
木曜日曇天、前日よりも「暑い」
那覇でロケ車で10分、道路は常に渋滞!
名交換はやっぱりすぐには読めない苗字。
”でたがらない”社長のインタビュー、話はとてつもなく面白かった。
「小さな場所にいると価値観が固定化される、広い場所を見て感じて自分がどれほどのものかを感じて欲しい」
そう話す社長は社員を全国の研修に派遣する太っ腹社長。
話に聞き入ってしまい「もう大丈夫ですか?」というカメラマンからの呼びかけで我に返る。
その後は社員の方をインタビュー、前日に引き続き社員の方がみんないい人。
目力があって誇りを持って仕事に打ち込んでいる感じ。
放送でこの感じがどこまで伝わるかはわからないけど、沖縄の最大の魅力は「人」だよ!
午後3時予定よりも少し早めにロケ終了。
レンタカーを返しに空港方面へ。
そこでもやっぱり渋滞。車が多いんだよね。
空港で遅めの昼食「A&W」というファーストフード店に行く。
沖縄では道路サイドにも沢山あるメジャーなお店。
ルートビアなる清涼飲料水(アルコールではない)を初めて飲む。
ドクターペッパーの親玉みたいな味、嫌いな人は絶対ダメだろうね。
意外に好きかも・・・。
ということで2泊3日のロケツアーは終了。
「沖縄に来て観光地が良かったって人は多いけどね、沖縄人が良かったって人は必ずまた来るよ、そういう人は『沖縄病』にかかった人だからね!」
とはK社長が沖縄料理屋で言っていた言葉。
どうやら病にかかったようだ、そう遠くない時に再訪したい。
次回は週末挟んで来たいね。