水曜日、月一経営者勉強会に参加した。
今回のは面白かったなぁ。
テーマ「ミス・コミュニケーションは脳の仕組みの違いで起こっている!」
これまでもコミュニケーション系の話は多かったので、なんとなく・・・。
いやいや、結構目からウロコでしたよ!
先生は㈱リ・クリエイション 代表取締役 篠田真宏 氏。
http://life-recreation.co.jp/about/
ちょっと強面なので怖そうなイメージだったけど、話はとてもソフトでわかりやすい。
1時間半の講座はあっという間。
細かな内容は書けないけど、簡単に筋を。
左脳右脳でインプットかアウトプットを分ける診断あるでしょ?
手を組んだ時、右指が上だと左脳インプット、逆だと右脳インプット。
腕を組んだ時、左腕が下から出てくると左脳アウトプット、逆は右脳アウトプット。
自分は左脳インプット、右脳アウトプットのタイプ。
通常この診断の後には性格診断みたいな感じで「お調子者タイプ」なんて評価が出るんだけど。
篠田先生は違う。
武士道の「五常」が出てくる。
誠、勇、義、礼そして仁という5つの「徳」を当てはめたところ。
自分は「勇」に属するらしい。
ちなみに仁とは4つのタイプをまとめる中心的考え方、相手を慈しむ気持ちや敬愛など、考え方の違いを乗り越える大切な教え。
勇は比較的行動先行型、行動しながら考えるタイプ(ちなみに経営者勉強会ではこのタイプが一番多かった!)、誠は段取りタイプしっかりと計画を立てる、礼は仲間との協調を大切にするタイプ、義は文字通り正義を貫く生き方自らの信念を大切にするタイプ。
今回の講義で面白かったのはここから。
4つのタイプにとって「価値観」「感覚」が違うということ。
「自分にとっての悦びとは何か?」という問いに対して勇タイプは「自由」が悦び、しかし他のタイプは違うというのだ。
「何%の可能性があれば行動するか?」という問いには、勇は1%でも行動を起こすが、義は100%でも行動を起こさない、そこに正義がなければダメ、誠は80%礼は50%らしい。
それぞれの「感覚」についてギャップがあることがわかってくる。
勇が「可能性があるならまずは行動しようよ!」と言ったとしても、そのほかのタイプの人にとっては「それは具体的に何%のことを言ってるの?」もしくは「なぜやるのか?そこに正義はあるか?」ということになる。
そうなんだ!自分にとっては「良いこと言ったなぁ」と思っていることでも他のタイプの人にとっては全く通じていない、もしくは白けた話だったりするわけだ。
そりゃミス・コミュニケーションになるよね、当然だ。
自分にとって「赤」でも他の人が見たら「橙」だったり「朱色」だったりするのと一緒。
自分と同じ感覚で言葉を理解していると勝手に思い込んでいることを思い知った。
ちなみにこの4つのタイプは産まれながらのもので変わらないそうだ、だからこそ自分と他者との違いに気づき難い。
これからは皆にわかるようなコミュニケーションを心がけるということと「仁」の徳を持つことを心がけよう。
色々な気づきのあった篠田先生の講座は企業研修でも引っ張りだこらしい。
機会があればぜひ受講して見たいものだ。