最近、メインビジネスのお客さんへ訪問することが増えている。
事業の方向性確認をので現場のお話をお聞きする機会を。
「さあて、どんな面白い話をしようかなぁ」
元来営業は好きである。
お客さんと直接お会いして、それぞれの課題に対応する提案をする。
取引が増えるような提案ができれば「グッとくる」感覚、いわゆる「風呂敷広げる!」
営業の醍醐味である。
先月から少しづつ訪問を初めて、先週は数件続けて伺うことになった。
その結果として感じたこととは・・・
ー予測とはまるで違う感覚ー
「面白い話」をしたり「風呂敷広げる」ことができない。
調子よく話を進めることができない、お客さんの真剣な表情。
生徒集めの手段として当社の役割が予想以上に大きくなっていた。
我々の事業が「集客のインフラ」になっている。
無くてはならない存在、安定供給しなければならない存在。
一般家庭の電気やガス、水道といったインフラと同じような存在になりつつある。
もちろんそうなることを望んだ結果ではあるが、お客さんと会うたびに「震える」ほどの責任を感じる。
創業時は全てにおいて「チャレンジャー」だった。
市場は雑誌「ケイコトナマブ」が寡占状態、ネットビジネスモデルはまだ黎明期。
お客さんは「ネットで生徒なんて集まるの?」と懐疑的だった。
チャレンジャー時代はイノベーション的課題解決手法が受けた。
「パセリはなんか面白いことやるね!」それが褒め言葉だった。
周囲を驚かせるような企画や仕掛けを考えるほどお客さんが増えていった。
そんな時代の営業とは全く違う環境になっている。
イノベーション型課題解決営業マンより思考型コンサル営業マンが求められている。
「なんか面白いこと、新しいこと」をやることよりも「しっかりと確実に」実績が出る施策を期待されている。
営業マン、組織、会社としてどうあるべきか?を再度問われている気がする。
自らが立ち上げたビジネスがこの領域にまでくることができたことは「感無量」ではあるが。
責任の重さに「震える」
責任を担うこと、そして業界をイノベーションすること、両方を実践していくことが求められている。
じっくりと考えながら、来季はみなさんの期待に答えられる会社を目指していきたい。