突然ですが問題です。
あなたが所属しているチームにトラブルが発生したようです。
簡単には収まらない様相を呈しています。
さて、その時のあなたの心情は次のどれ?
A:私のせいかも知れない、どうしよう。
B:誰だよ、問題起こしたの?
C:なんかあったの?
そうこうしている間に、誰かが動かなければ解決しないような状況になったようです。
あなたの心情は?
A:自分が解決するしかない!
B:自分にはどうせできない。
C:拘るのはごめんだね、どっか行こうかな。
いかがであろうか?2つともCだった人いるかな?そういう人はなかなか正直な人だと思う。
大体の人が両方ともBなのではなかろうか?
最初の質問は「問題が起こった時の思考」後半は「解決の思考」を問うもの。
2つともAは自責の念が強く、BCと弱くなり他責が強くなる。
イノベーションを起こす企業のメンバーに多いのは「問題発生時は他責」「解決時は自責」らしい。
「悪人の作った会社はなぜ伸びるのか?」(曽和利光著)
曽和氏はリクルートで15年人事部に所属し新卒採用を行って来た、そこで培って来た(仮説)らしい。
彼曰く「リクルートは長きにわたり、問題発生は他責、解決は自責という人材を採用して来た」らしい。
だから環境変化に対応しやすく、イノベーティブなメンバーが多い。
この仮説がとてつもなく気に入ってしまった!色々と合点が行く。
ちなみに、問題発生も解決も自責が強い人は「宗教家」と位置付けているのも面白い。
確かに社会問題は自分の責任、解決するのも自分の責任なんて思っていたらイノベーティブな世界は起こり得ない。
世の中、問題発生時に自責と感じる人って比較的多く存在する。
それって社会的には「良い人」具体的に言うと「決められたルールを守る人」「社会を乱さない人」ってこと。
自分は、何らかのトラブルが発生したときに「自分のせいかも知れない」なんてまず考えない。
誰がやった?とも思わないし「それって仕組みの問題なんじゃない?」ってすぐ思ってしまう。
それを解決するのって「自分しかいない」なんて思うとゾクゾクする。
あ、典型的なリクルートマンだなこりゃ。
ちなみに両方とも他責の人っている。
そういう人って、(自分としてはなかなか理解できないんだけど)仕事とか組織とかに興味ないんだろうね。
いや、いけないわけじゃないし、それはそれで良いと思う。
世の中ワークライフバランスだしね!(揶揄してないよ!)
でも仕事していてもあまり楽しくないんだろうなぁ。
仕事している時って結構長いから大変だよね。
会社から帰って、「生活の方」で楽しいことを見つければそれで良いのだろうけどね。
そっちも他責だったら、一体何のために生きているのだろう?
やめよう!精神社会に入ってしまいそうだ!
結論!イノベーターが欲しいのであれば問題には他責で発想し、解決には自責で取組む人を見つけるべし!
ということですかね?曽和さん!
彼は次回の「中小企業ビジネスジャーナル」にゲストで参加します!どんな話を聞けるかとても楽しみ!