年齢と共に悩みは変化していく。
若い頃は「自分とはなんぞや!」的な自らの内面に悩みを抱えていた。
その頃の悩みは結局のところ「自らの殻を破る」ことで解決することが多く、悩むだけ悩んだら「あとはやるだけ!」が一番の解決策だった。
歳を重ねて周囲に人が増えてくると「人間関係」の悩みが増えていく。
もちろん学生時代にも「人づきあい」の悩みはあったわけで。
でもその頃は「面倒な奴とは付き合わない!」という割り切りもできたから「悩みの回避」ができた。
しかし大人の人間関係は「回避できない」案件も多い。
上司と部下だったり、同僚だったり、仕事相手だったり。
面倒な人の特性は色々あるけど、今回は「自己肯定力の低い人」に絞ってみたい。
自己肯定力の低い人の特性とは?
・自意識が高い・・・異常にプライドが高い、常に他人の目を気にする。
・他者を攻撃する・・・マウンティングすることが大事、他人を落として自分を上げる。
・立場に固執する・・・絶対的評価よりも相対的評価を気にする。
主にこの3つかな。
友人にはいないタイプの人だが、こういう人との付き合いには苦労する。
自己を肯定する力が弱いというのは、育ってきた環境が影響するらしいから家庭環境の問題もあったのであろう。
若干気の毒な気もしないではないが、周囲に迷惑をかけていることも事実だ。
仕事の打ち合わせをしているときに上から目線で「こんなことも知らないの?」といきなり罵倒してきたり、「さっきは俺のことばかにしてたでしょ?」と被害妄想な言いがかりをつけてきたり、
「立場を考えて発言しろよ!」とフリーディスカッションの時に威圧したり。
「ああ!面倒臭い!」
でもいるでしょ?結構周りに。
自分は基本的にそういう人たちは「無視」することにしている。
「無視」というのはいわゆる「シカト」ではなく、面倒な発言や態度を「無視」するのである。
それらの「挑発」にのってこちらが感情的な対応をすれば相手の思うツボなのである。
自己肯定力の低い人は「自らを守るため」の理論武装はできているので感情的な対応には返す言葉を用意している。
だからあえて反応せずに「はいはい、そうだね」とやり過ごしてしまうのだ。
そうすることで相手の土俵で戦わなくて済む、こちらが嫌な思いをするというマイナスは残るがそこは大人になるしかない。
結果的に面倒な人の周りからは人がいなくなっていくので、仕事でも絡みがなくなっていく。
自分くらいの年齢になるとそもそも面倒な人とは絡まないようにしているので、そのような悩みはなくなってきたが、たまに出会うと「やれやれ」と気が滅入るものである。
まぁ、人間関係の悩みが尽きることはないのかもしれないね。