「ファーストペンギン」
勇気あるイノベーター、未知なる世界へ勇気を持って飛び込めるリーダー。
尊敬される存在として使われる。
誰もやったことない事や到底無理と思えるものを「自ら始める」ことを厭わないペンギンは大したものだ。
事業でも誰もやったことのない事、0から1を生み出す時には途方も無い力が必要だ。
実際、資料請求課金型ビジネスを20年前に始めた時には周囲から笑われた。
「そんなビジネスうまくいくはずが無い」「いかさまが多くて実利になるわけない」
バカにする声、やっかみの声が多かった。
一緒にビジネスを立ち上げた仲間も途中で去って行った。
我慢、努力、忍耐で0を1にした。
当時のベンチャーは周囲からの理解されない孤独の戦いだった。
「個人の努力、こだわり、勇気」こそが1にする力である。
1になったビジネスを3にするには0から1の時とは別のパワーだ。
1から3へは一人ではできない、仲間が必要だ。
安定していない事業に大量の人員は雇えない。
少ない人材でできる限りの力を発揮してもらうしかない。
必要な力は「リーダーの力」だ。
仲間を引っ張る言葉の力、行動力、発想力、人間としての魅力が大切だ。
起業家から実業家へ、脱皮が必要になる。
多くのイノベーターがこの段階でへこたれてしまう。
それでも最近は楽になった。
スタートアップ企業が大手に買収されたり、赤字企業でも上場したり。
ある意味、0から1にする初期段階で周囲からの支援が得られる。
いや、羨ましい訳ではなく・・・。
経営者としての苦労や悩みや葛藤を味合わずに「一丁あがり!」で良いのか?
0から1へ、1から3へと段階を踏む毎に葛藤が増えていく。
それも起業家の醍醐味だと思うのだが。
さらに言えば。
3から5になるにはチーム力、5から10へは組織力とそれぞれにステージは変わっていく。
その葛藤もなかなかのものだ。
社会の変化と同時に組織も企業も変化していく。
そこに対応していくのが経営者の醍醐味。
現場を見て感じて、先端の経営を学ぶことを欠かさない。
経営とは闘いである、油断できない。
理想論を語って高みの見物しているようではファーストペンギンに笑われる。
筋トレは欠かせない!