新年もスタートし、我々も本格的に業務スタートです。
当社グループ新年初出社日には全員が新年あいさつで今年の目標を発表していきます。
社員の皆さんはいろいろな目標を掲げていました。
中には「10キロやせる」とか、「風林火山の火になる」とかちょっとわかりにくいのもありましたが、それぞれ個性的で伸び伸びとした目標を掲げていました。
さて、私の年頭あいさつなのですが、例年通り約30分程のお時間をいただき話をしました。
今年、私は「一生懸命」について話をしました。
当社のメンバーは皆真面目で働き者。仕事中は集中力を持って自分の仕事に注力しています。そのことは素晴らしいし私も誇りに思います。
そんな中、私はあえてメンバーに「一生懸命に働く」事を語りました。
私が語った、一生懸命働く、とは、今の自分の職務についてこれ以上ない、というくらいに考え、勉強し、スキルを上げる努力をし、その結果として誰にも負けない能力を発揮すること。
自分の仕事は世の中でどんなふうに役に立っているのか?どうすればもっと喜ばれるのか?効率よくするにはどうしたら良いのか?そんな事を毎日考え、ちょっとしたアイデアや思いつきも大切にする。
また、新聞雑誌で目にした自分の仕事に関連する事をストックしたり、書き写す。また関連の書籍を自費で購入し自ら学ぶ。
スキルをアップするために、自ら先輩、上司に教えを乞う。自己研鑽する。
そういったことを日々続けて行くことが、一生懸命働く、事だと私は考えます。そういったことを出来る人が将来、世の中の中心となって活躍する人なんだろうと思うのです。
一生懸命働く、というテーマにはもう一つの側面があります。
それは自己の振り返りの機会である、という事。
それは、上記のように自分の職務において精一杯の努力をするにも、自分の職務の範囲や位置づけ、努力する方向性が見えない、わからない、という場合がありますよね。
そのような時こそチャンスなのです。あらためて自分の働く意味や自分の今行っている職務について、じっくり考えてみましょう。
そして、どうしてもわからないのであれば、遠慮なく上司に相談をし、一緒に考えてもらいましょう。
上司の立場に立てば、そのような事を考えている部下を頼もしく思う事でしょう。
世の中、一生懸命が恥ずかしい、照れくさい事のようにからかう風潮がありますが、そんな事は絶対にないのです。
もしもそのように思っているのであれば、一度でもいいですから、自分の今置かれている状況の中で最大限の努力をしてみませんか?
それをしたときに初めて見えるものもあるはずです。少なくても中途半端な状態では見えない何かが見えますよ。
今年の年頭挨拶はこのような話をしてみました。
どこまでご理解いただけるかはわかりませんが、今の私の気持ちであり、今年の私は一生懸命仕事に取り組む所存です。
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