感じる性能と書いて「感性」。
意味深だよなぁ。
感性が鋭いっていうと、クリエイティブな人みたいなイメージ?
デザイナーやアーティストになれそうな感じかな?
感じ方なんて、人それぞれで違うんだから、鋭いも鈍いも無いようなものだが。
やはり、感性は鈍いより鋭い方がカッコイイようだ。
どうせだったら、感性が鋭い人間になりたい!
そんな人が多いからだろうな、「感性を磨く」的なテーマの本やセミナーなどはたくさん存在する。
しかし、感性は磨けるのか?
同じものを見たり、聞いたりしても感じ方は人それぞれ。
自分にとって「素晴らしい!」曲でも、他の人が聞くと「わけわかんない!」なんて事がある。
「自分は感性が鋭いからこの音楽がわかる、磨けば君にもこの良さがわかるようになるよ」
なんて事、あるのだろうか?
学生の頃、興味のない分野の曲を先輩たちに洪水のごとく聞かされ、「これがカッコイイというのだ」と洗脳?を受けた結果、自分の音楽に対する「感性」は確かに磨かれた?気がする。
これが果たして真の磨きに値するか、否かはわからないが・・・。
とにかくも、感性(モノに対する感じ方の性能)は変化するという事は身を以て経験している。
そこでだ、ビジネスの感性について考えてみる。
音や絵など芸術関連だけではなく、ビジネスにも感性が鈍い鋭いが存在する。
同じお客さんと話していても「これって仕事になる!」って感じる人と感じない人。
上司から言われた言葉の真の意味を理解できる人と出来ない人。
社会の動きと自分の状況を関連づけることができる人と出来ない人。
それって、新入社員から出来てる人ってなかなかいない。
だから、感性を磨く。(鍛えるの方がふさわしいかな)
ビジネス感性を鍛える事は可能で、その気になれば相当の能力を持つ事ができるはずだ。
どうやって鍛えるか?
勉強だね。本を読むもそうだろうし、映画を見るも良い、そして他人の話を聞く事が最も大事。
ビジネス感性を鍛えるには「他人に興味を持つ」事が求められる。
世に中にはいろいろな考え方の人がいる、それらの人の考えや思いを理解するように勤める。
「この人はこういう人だから話を聞いても無駄」
それでは感性は磨けない。
なぜそのように思うのか、真の思いを理解する事が感性を磨く事になる。
どんなビジネスでも一人で完結することなんてない。必ず相手がいるはず。
だから、他人を理解することが大事なんだ。
自分と感性が違うから話を聞かない、興味がない、では成長はないと覚悟するしかない。
同じ感性の人間が集まってのサークル活動は学校なら良いが、ビジネスの世界では通用しない。
もし今、自分が成長の壁に突き当たっていると感じているのであれば、ぜひ感性を磨く事をお勧めしたい。
感じる性能を高めると、同じ景色でも違うモノに見えてくる。
ビジネスマンよ、自分の殻に閉じこもるな、感性を鍛えよ!明日の為に。
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