毎年、仕事始めは年頭挨拶。
これのために2日くらいは原稿制作に時間を割く。
今年は正月休みが長かったのでその分じっくり・・・。
さて、毎年の事ながら年頭挨拶の要約を。
今年の事を語る前に13年がどのような年だったのかを総括する必要がある。
一言で言うならばネット業界で「パラダイムシフト」が起こった年である。
数年前から始まったビッグデータの活用が広告商品として本格的に活用されるようになり、ユーザーの趣味趣向が分析・解析され、ユーザー別にプッシュ型広告が配信されるようになり普及している。
“無料”がツール化し販売促進に使われる(スマホアプリが中心)。また“無料”化はネット上のビジネスモデルをも変化させている。スモールビジネスを凌駕しビッグクライアントが占有するフィールドに変化し始めている。
スマホの急激な普及によりSNSがビジネス化、FBやtwitterよりもLINEを利用した新たなビジネスが発生した。セミクローズなSNS市場がビジネスを産み出す。
これらの変化は年初に予測されていた以上に早いスピードで、また予想外の影響を与えながら進んでいる。
学び業界においては、介護系資格の仕様変更によるユーザー心理の変化や景気好転による就労不安感の減退で学びニーズが減少するという逆風を受けて多いに苦戦した。
そのような状況にあっても、当社としては適宜対策を打ちトライアンドエラーを続けノウハウを蓄積してきた。
その結果年後半には満足いく業績にまで回復できた、危機感を持って取り組んでくれたメンバーの力に感謝するばかりである。
自分としては、ネット業界・学び業界の変化を受けて自社のあるべき姿を見直し、その結果いくつかの経営判断を行なう事にした。
強みを活かす経営。我々の持っているものを社会に問うていく。
新たな取組みを昨年開始、今年から成果も期待できる。
そして、今年の指針。
1 学び業界のリーディングカンパニーになる
2 強みである“集客能力”の更なる強化と水平展開
3 ニューマーケットへの挑戦
それらは、今年一年で完成できるものではなく、今後しばらくは続けて行くことになる。
それらを実行する為に、3つの事をメンバーに心がけてもらいたい。
1 己を知る
2 己を磨く
3 己から動く
大きな取組みを始める時には、必ず己を省みる必要がある。
このような話をした。
すべてが理解されたわけではないだろうが、これから現場での対話を進めることで理解してもらうしかない。
来週は全社研修が行なわれ、各部署事に話合いが持たれる。
どのような研修報告がなされるのか、大変楽しみである。