17期下半期のキックオフ研修が週末金曜、土曜日に行なわれた。
毎年行なわれる半期毎の研修。
果たして必要なのか?と思うのだが、メンバーに聞くと意外に必要性を感じているらしく。
自分自身の半年を振返るという意味でも良い機会らしい。
なるほど、日々の業務に追われると中々振返る事もないものだ。
もっとも振返るのは事前準備の時であり、研修では下半期の戦術擦り合わせに時間を使うのだが。
初日金曜日の午前中は各部門マネジャーが上半期の状況報告。
なんと、自分がファシリテートしてマネジャーとやり合うなどと「聞いてない!」事態も発生したが半期をじっくり振返った。
やるべき事をじっくりと粛々と取組み成果を出した部門、七転八倒しながら本来の目的に辿り着こうともがきながらゴールを目指している部門、自分たちの役割りを理解しながらもそのやり方を探り続け成果を出そうとしている部門、いろいろなところがある。
現在の当社グループのありようが振返るとわかる。
そして、自分は半期を総括してこんな話をした。
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この半年は変化が顕在化した時期と言える。我々はしっかりと変化をとらえてついて行けているのだろうか?いや、むしろ変化をうまく先導して時代を創る行動をとっているのだろうか?
求人倍率が1倍を越えて就労意識に変化が訪れている今、昨年までのユーザーの心理とは大きく変化している。
昨年までと同じ事をやっていてもユーザーは振り向いてくれない。
更にネット業界の集客手法は常に変化している。
グロースハック、デザイン思考、アテンションweb。
これらは、新たな概念を創る過程の産物だ、未来永劫残る概念かはわからない。
にしても、これらの言葉の意味を理解できていない人がネットの仕事の前線にいることは許されない。
例えば、新たな概念ではこう言っている。
“ネットでは「広告」で人を集める手法から「共感」や「報酬」で人を集める手法が主流になりつつある”
なるほど言い得ている。
我々は“学習”しなければならない。
新しい概念を産み出せていないのであれば勉強しよう。
そして、真似でも良いから試してみよう。
これからは「試す」事が大切になるのだ。
新しい概念は「試す」ことで実証するしかない。
「試して」「検証して」「思考する」
それを繰り返すこと。
これは我々のクライアントからも要望されていることだ。
時に、新しい取組みを乱発すると周囲からは企業姿勢のブレが危惧される。
しかし、我々は10年以上この事業を続けてきてユーザーからもクライアントからも信頼されるようになった。
それはしっかりとした成果を届けてきたからに違いない。
その成果を届けたのは、社員のあなた方だ。
そんなあなた方の行う施策はクライアントにも支持されるであろう。
自信を持とう。
「試す」ことを増やせば「失敗」も多くするだろう。
そのことで社内での評価を気にする人もいるかも知れない。
しかしどんなに多くの「失敗」をしては私はそれを叱る事はない。
なぜなら「失敗」から得られる成果の方に興味があるからだ。
私が許せないのは「一生懸命にやらない」「やりもしないのに他人を批判する」「失敗を恐れて何もしない」ことだ。
もちろんそのような人が当社グループにいるとは思っていない。
だから皆さん、下半期も思いっきりやってみよう。
一人一人の新たなチャレンジがこれからを変えて行くのだ。
これからの会社の成長、業界の成長に皆さんの力を貸して欲しい。
何とぞよろしく頼みます。
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この言葉の後に各部門で下期の戦術について話合いが行なわれた。
土曜日に各部署の戦術が発表された。
この二日で話合ったことの結果でありそれぞれの部署が納得できれば良いと思う。
それらを実践し、来年1月の18期期初研修の時に「後悔のない半年間だった」と言えるようにやりきって欲しい。
さて、明日から新しい一日が始まるような気がする。