テレビの番組収録で訪れた「ヤシマ工業株式会社」
創業1804年、創業211年という老舗企業。
創業当時は「柿渋」を使った塗装業がメインビジネス。
現在はビルの改修をメインに「100年使える建物を」をスローガンに事業展開。
「改修」をメインビジネスと決めたのが7台目社長である現社長。
今から40年以上前にこの方針を決めたというから「先見の明」
今から40年前の日本は高度成長期真っ只中にあって「建築ラッシュ」そのものの時代だ。
とにかく「造れ建てろ」の時代にあって、改修をメイン事業にするなんて周囲からみれば「今時なぜそんなことを?」と言われ続けたであろう
それでもブレることなく「改修」を続ける。
現在、バブルも崩壊し人口も減少に向かっている日本。
「新築」よりも「改修・改築」の方が環境にも望ましいと言われ始めている。
ヤルよね、社長。
この会社、絶対にこれから伸びると思うんだよね。
詳しくは今週水曜日5日23時放映、BS11「中小企業ビジネスジャーナル」をご覧あれ。
取材後。山口義行先生に収録したビデオを見せたらこんな話をした。
「大黒柱に車輪をつけろ、だね」
現在流通業界のトップ企業「ジャスコ」の代表、岡田家の家訓らしい。
意味としては「商売をするのに客のいるところに素早く動けるようにする」ことを躊躇せずやれということらしいが。
拡大解釈で考えると「企業とは変化に対応して市場を変えることは是である」ってところかな。
「ヤシマ工業」理念は200年以上変わらないが市場のあるところにしっかりと大黒柱を動かしている。
週末土曜日、昔のメンバーに誘われて赤坂の焼き鳥屋。
入社時に20歳そこそこの彼女も今や40歳。
見た目は20年前と変わらない(?)彼女と今昔話に花がさく。
「しかし20年以上もよく会社続けられるよね!」
まぁね、確かにな。
彼女が在籍していたころは「雑誌の広告代理店」だった。
その前はR社の代理店。
その後フリーペーパーの広告やって、人材紹介事業へ。
一方でインターネットビジネス専門の会社立ち上げて。
なんやかんやで20年以上。
20年前にやっていたことだけを続けていたら、会社はとっくに 存在してないだろう。
人材紹介事業だってやり始めたころは「ネイリスト」中心だった。
今は「保育士」中心。
もしもネイリストにこだわっていたら、今存在していないよなあ。
最近は昔以上に変化が激しい感じがするなぁ。
「次に何が流行るか?」なんて考えて事業を進めているわけではない。
必要性を感じて始める。
はじめは周囲も懐疑的、しかし数年後には育つ。
そうなってから周囲は認める、真似する。
まぁ、そんなことの繰り返し。
中小企業はトップが大黒柱。
車輪をつける必要があるのは、トップの「思考と行動」
最近、こんな話題が多いよね。
コメント