思い描いていた通りの人生を送れる人なんてほとんどいない。
なんらかの事情で「ままならない」時がある。
「挫折」と言えるほどの傷を負うことも。
そんな時にどうするか?でその後の生き方が変わる。
「挫折をしっかりと受け止めてしっかりと傷つくこと」
なかったことにしたり、他人のせいにして自分が傷ついていないふりをすることはいけない。
なぜか?
挫折は人を強くする。
若い頃にたくさんの挫折を経験した人ほど「魅力的な人」になる。
自分が無くなってしまいたいほどの辛い思いをする、でもそれを乗り越えることで学ぶことは多い。
自分の弱さ、頑張ってもできることできないこと、周りの人々の大切さ。
感じたことってあるはず。
先週番組のロケで訪れた四国の会社。
女性オーナー社長。
魅力的な人だった。
起業してから様々な挫折があったらしい。
「会社をやめようか」と思うほど辛い時期もあった。
そんな挫折を乗り越えて会社を続けてスタッフを増やしている。
インタビューでは笑顔で屈託なく失敗談を語る。
自分の至らないところ、一緒に働くスタッフへの思い、技術へのこだわり、会社に対する思い。
「この人はこれからもっと活躍するのだろうな」としみじみ思う。
経営者であれば挫折の一つや二つは経験する。
それを笑顔で語れるなんてことは誰にでもできることではない。
他人の責任に転嫁せずにしっかりと受け止めて「我が事」として蓄積する。
それが経営者の度量を造っていく。
「挫折や苦難は乗り越えるためにあるもの」
乗り越えた先には見たことのない風景が広がっているはず。